神の手

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夕べ、何気なく見ていた番組で、彼のことを紹介していた。
神の手を持つ男”福島孝徳”

東京大学医学部から三井記念病院の脳神経外科部長をへて
日本から飛び出してしまい、アメリカへ去っていった天才外科医。

一言で言うと、昔気質の頑固な職人のような人なのだろう。
おのれの人生、その全てと引き替えに、培ってきた技術を生かし、
そして、それを後の世に伝えるために生きている。

彼の、その卓越した技術云々よりも、
そんな迫力ある生き方が、とてもすばらしく思える。

最近、癌で2度の手術を受けた。
そんな身だからこそ感じることができる、
一言一言が、あまりにも真摯で思いやりにあふれていることを、
テレビの画面越しにさえ。

そして残念に思う、そんな彼が出ていかなければならなかった祖国、
日本の医学界のことを。

日本人の繊細さ、それを思うに、もっと天才外科医と呼ばれる人材を
輩出できても良い気がする。
素人考えかも知れないが。

それを阻害している何か、組織の構造的な問題が、日本の医学界、
そして、教育機関それぞれにあるのではないか。

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このページは、ぱんだが2005年9月24日 05:45に書いたブログ記事です。

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