システムの国際化

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ここ数年、海外から日本へソフトウエアを持ち込む案件にいくつか関わってみて
痛切に感じたことを一つ

日本の産業は相も変わらず、鎖国状態であること
パナソニックやソニーなんかの名だたる企業は
世界のニーズをくみ取りきれずに相変わらず、高品質高価格の製品にこだわって
台湾や韓国、ヨーロッパの企業に遅れをとっている

ITの世界では、国際標準への対応に後れを取った日本独自の作り込みプロジェクトに偏重
システム開発手法の世界的役割分担にも参加できない
産業は情報を武器に世界市場で戦っていく力を失っていっている

それでも日本国内市場は、食べていくには困らない程度の規模があるから
危機感を持っていない人たちが大多数をしめている

ORACLEがSUNの買収を進めていると言うことはこの業界に携わっている人なら
知らないはずのないビッグニュースなんだけど

日本国内だけでもなんとか食べていけていた時代が終わりを迎えようとしている中
日本の大手SIerと呼ばれているNECや富士通なんかは
どのような戦略で進んでいこうとしているのか、すぐそばで見ていても全くわからない

現場の人間が、目の前の売り上げ目標を達成することに重きを置くのは当然のことで、
大きな方針を示すべき人たちが、その役割を果たしていない

日本の人口は間違いなく減っていく、市場は小さくなっていく
パンダが現役の間はまだ、遺産を食いつぶしていくことで何とかなるけど
次の世代が現役になる頃には、、、




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このページは、ぱんだが2009年9月14日 14:15に書いたブログ記事です。

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