卸売業って何だ?

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経産省が毎月発表している商業動態統計という資料をよくみます

普段は関わりがある小売業の方ばっかり気にしていているのですが
ふとしたことがきっかけで『卸売業』の数字が気になってしまい、あれと思い
考えてみたんです

たとえば平成21年3月確報をみてみると、小売りが11,723(百億円)で
昨年同月比(-)3.8%、2月だと(-)5.7%、1月だと(-)2.4%で、昨年の9月
からは少しずつマイナスで推移している状況なのです。

あー、これで世の中不況といっているのか

エーでも単純なことをいうと去年の3月に30万円使った人が、
今年の3月は28万9千円しか使わなかったってことなんですよね
たしかに日本人全部で考えれば結構な額のマイナスなんだろうけど・・・

そこで初めて『卸売業』の方に目がいきました
今年の3月でななんと(-)29.2%、えーと3分の一!!!
すげー落ち込みじゃないですか

ふむふむ 売上33,323(百億)?
ちょっとまて、なんかおかしくないか
世の中で消費者が使ったお金が11兆円しかないのに、
途中の流通卸が33兆円、何で3倍もあるの
当たり前のことなんだけど、
小売は商品を売る値段より安く仕入れますよね、
なのになぜ卸は3倍の売上があるのか

理由は超簡単、一般的に日本の商品は流通段階で5段階から、最大で15段階もの
とーっても長い、長い流通ステップがあって、
当たり前のようにそれぞれの卸業者さんがもうけをとって、
ついでに物流費、倉庫保管費などがかかり、
それぞれの業者さんがもうける仕組みになっているからなんです
当然その途中に発生する費用は最後の最後に、全部消費者へのツケとなっています。

ちなみに海外に目を向けるとアメリカでは小売対卸は1~2倍ぐらいだそうで

ユニクロやニトリさんのように、自分のところで作って、売っている会社が
昔ながらの流通に乗っかっているだけの小売業と比べて儲かる訳なんですよね。
だって途中の費用がほとんど発生しないんだもん

それで何が言いたいかというと、海外の流通業界からも障壁として指摘
されていることなんですが、日本の流通小売業、がんばらないと。

流通小売業界もガラパゴス化しつつありますよ

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このページは、ぱんだが2009年5月26日 15:19に書いたブログ記事です。

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