本田美奈子.さん と 死ぬる事

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本当に突然の訃報でした。
何とはなく、名前の共通点などから、また白血病という
病気から、気にはしていたのですが、
10ヶ月でこんな結果になるなんて。

若すぎる死を悼む声がテレビなどで氾濫している中、
ある意味で幸せの中、逝ける事が出来て良かったという
哲学的な考え方もあるな。
そんな事を考えもしてみる。

でもやはり一人の人間と、その人の持つ記憶が
この世の中から揮発してしまう事は、
かの人からの自発的言葉や行動が見られなくなってしまう事は
残されたものにとって、とても悲しい事には違いない。

じゃぁ、本人にとってはどんなモンなんだろうか。
死んだものの魂が、記憶がそして人格が
いったいどの様になってしまうものなのか。
その正しい答えを持っている人に会った事もないし
書いた文章を読んだ事もない。
全くの無に帰するものなのだろうか。

僕は最近の自分の経験から、
こんな感じかなと想像している状態がある。
全身麻酔、これをかけられると覚醒するまでの間は、
全くすっぽりと抜け落ちてしまう。
寝ているとも違うそんな状態になってしまう。

死ねば当然目が覚めるわけではないから、”抜け落ちた”
なんて感覚そのものも無意味なんだろし、
あのときの状態が、”死”に最も近い状態なのかな。
だとしたら、それってそんなに悪いモンでもないかも。
単にそうなる時の心構えだけの違いなんじゃないかな。
そんな風に感じている。

一度は病気で死ぬ事を何日も何日も考えてみたあげくの
気持ちも合わせたものなので、あながち大はずれというわけでも
ないんじゃないのかな。

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このページは、ぱんだが2005年11月 9日 14:42に書いたブログ記事です。

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